2018年版HRUSKA CLINICの推奨する靴リスト

2018年版のHruska Clinic®推奨靴リストが発表になりましたので、翻訳版もアップデートしました!下のリンクからPDF版をダウンロードできますので、皆様の靴選びの参考に使っていただければ幸いです。もしコピーして患者やクライアントなどの第三者に配布する場合は資料下部にありますHruska Clinic®の名前と著作権のロゴをそのまま残してご使用していただきますようお願いいたします。

2018 Shoe List (2018年版 推奨靴リスト) – PDF

前回も申しましたように、PRIでは靴や足底版を、土踏まずを押し上げる物理的、構造的デバイスではなく、足(特に踵と中足部)が本来持つべき感覚器官としての機能を最大限に引き出し、PRI治療介入アプローチの効果をより高める感覚的デバイスとして使用しています。一般的な靴を使った介入とは少し異なるかもしれませんが、PRI講師・セラピストでもあるローリ・トムセンが下の動画で説明しているキーポイントをまとめると…

  • 基準を満たす靴は数多くあるのですが、中でもHruska Clinic®で使って最も効果が高かったものを選んでリストに載せています。
  • New Balance 1080 V8 は中でもおススメです、V7でフォームライナーが少し薄くなってしまったんですが、V8ではV6を彷彿とさせるような厚みに戻っており、且つ1080シリーズ特有の「踵を安定させつつ、中足部にフルにpronate(回内), supinate(回外)することを許してくれる」という絶妙なミッドフット・ガイダンスを失っていません。緊張性頭痛や眩暈がある患者さんで、床をしっかり感じられない患者さんに特に高い成果を上げており、Hruska Clinic®に来院する患者さん全体の90-95%はこの靴でニュートラルになることができています。
  • Brooks Transcend 5は踵を包み込むような造りと親指で床を押す感覚を作るのに優れています。
  • Asics (Gel) Foundation 13は足関節捻挫の既往歴がある患者さんの早期介入に最適です。この靴はしっかり踵を支えつつ、患者さんの足に少しずつ少しずつ「動く」ということを教えなおしてくれるからです。踵の安定性をしっかり取り戻せたら、New Balance 1080 V8 (中足部が思いっきり動ける)に進む…という流れはいいかもしれません。
  • Brooks Levitateも少し解説しておくと…この靴は底部が厚く作られており、歩く際に体重が踵、土踏まず、つま先と移動していく実感がものすごくあります。過度の回外が見られ、前足部が硬い患者さんに対して、回内方向へ中足部を誘導し、地面を実感させてくれる効果は高いと思います…が、中足部の動き、遊びを促進するような靴ではないので、「感覚的土踏まず」の役割を果たすPRI足底版と併用するといいかもしれません。

この資料に書かれているPRIが靴に求める基本的なルール(例: ヒールカウンターがしっかりしている、トーボックスが容易に曲がる、etc)はここに記載されていないバスケットボールシューズやバレーボールシューズでも変わりません。スポーツ用の靴で、こういったコンセプトのものを見つけたいんだけどどうすれば?と言う場合には、これらの基準を参考にしていただければ幸いです。

ちなみに6月にロンが来日しますが、その際にロンと靴屋さんに行って日本にある靴でも同様のリストを制作しようか、という案も出ています。楽しみにしていてください!ロンが講師を務めます、6月9-11日に東京で行われるサービカル・レボリューション講習の残席が少なくなっています。ご希望の方は米国のPRIウェブサイトからお早めにお申し込みください。4月のマイオキン講習(京都)、4-6月のポスチュラル講習(4月名古屋、5月仙台、6月広島)も引き続き申し込み受付中です。多くの皆様にお会いできることを心より楽しみにしております。

Sayuri Abe-Hiraishi, MS, ATC, CSCS, PRT, PES, CES
2018年03月12日